Hino Kimishima - 卒業制作

Dancing in the darkness, dizziness, loneliness

Video Art / Installation
20:11

ー「我々は、時間に逆らえない。時間は我々の肉体を蝕んでいく。肉体が無くなっても、魂（精神）は浮遊し、永遠に生き続けるのである。」恋人の誕生日を祝うべく、二人だけに流れる時間と世界を嗜む。時間に逆らえない彼らは、静けさの中に溶け込みあい、ただただお互いの魂を愛し合う。

本卒業制作では古代ギリシア哲学を用い、死、生、プシュケー（魂）、永遠、不変、唯一、時間、空間、愛をテーマとし、映像媒体を通してそれぞれのつながりを哲学することが第一目標である。またさらに、この作品は時間と空間を介するビデオインスタレーションとして展示を行い「時間」と「空間」および「魂」と「肉体」それぞれの概念の関係性を強く結びつけることで、「生」と「死」についてより近い関係を構築する。ビデオインスタレーションを通して来場者と作品は対話し、他者が自己に介入するような感覚に溺れることが、第二目標である。